
素敵なやちむんに会いに行きました!「うつわ巡りの旅 in 沖縄 」その2
那覇の壺屋やちむん通りでいろいろなやちむんのうつわに出会いました。次の目的地は、読谷村のやちむんの里です。
読谷村やちむんの里
「読谷村やちむんの里」の歴史は、1972年に沖縄で初の人間国宝となった金城次郎氏が、那覇市内の壺屋から読谷村に窯を移したことに始まったと言われています。当時の那覇市内は住宅が増えて、登り窯での作陶が困難になったのが原因です。その後、多くの陶工が集まってきて、やちむんの里として発展してきました。

「読谷村やちむんの里」は、那覇から車で1時間ほどの読谷村にあります。那覇市内からは、国道58号線で北上します。国道58号線は、あの有名な米軍嘉手納基地の横を通るので、沖縄での悲惨な戦争の歴史をいやでも思い出します。特に読谷村に向かう国道58号線は、嘉手納基地と海岸線の間の狭い隙間を通っているので、基地の存在感と威圧感を常に感じました。
その米軍嘉手納基地の北側に読谷村があります。国道58号線を「喜名」という交差点で左折して、5分程度の場所に「読谷村やちむんの里」があります。
行き止まりの道なので、交通量は少なくやちむんの里を訪れている観光客の姿が目立ってきました。「やちむんの里駐車場」が2箇所あり、この無料駐車場に車を停めて、歩いていろいろな工房を巡るかたちになっています。
車を降りて歩き始めると、豊かな自然環境の中にある「やちむんの里」は、静かでゆったりとした時間が流れていました。自然と穏やかな気持ちなってきます。沖縄の人たちがおおらかでいつも笑顔なのはこういう環境で育ったからなのでしょう。

金城次郎・俊男・吉彦陶器所
しばらく進むと右手に大きな看板が見えてきました。あの人間国宝の故金城次郎氏の血筋を引いた金城さんの窯のようです。

お店はスロープの先にあって、入口すぐのところでシーサーのお出迎えです。
お店は素焼きレンガの瓦屋根の平屋で、年月を刻んでいい感じのヤレ方をしていました。素焼きレンガはとても凝った模様の素敵なものでした。外壁は風雨に晒されて風格があります。


写真撮影禁止だったので内部の写真はありませんが、金城吉彦さんがいらっしゃって、うつわの作業をしながら、商品を包んで下さいました。ちょうどお目にかかれて良かったです。
お店の前には、人懐っこいワンちゃんがいて、すやすやとお昼寝。
おなかを撫でて!とおねだりもされて、癒されました!
読谷山焼共同窯(登り窯)
通りに戻って、少し進むと「読谷山窯共同売店」という大きな平屋の建物がありましたが、残念ながらお休みでした。11月から4月の間はクローズしています。
「読谷山窯共同売店」のすぐ裏にいくと、土地が大きく凹んでいて巨大な登り窯が見えてきました。これが「読谷山焼共同窯」です。やちむんの里のシンボルと言われている美しい登り窯です。
緑に囲まれた環境の中、緩やかな勾配の丘の上に横たわる赤煉瓦の登り窯の姿は、感動的ですらあります。年に数回、複数の陶芸家が窯に火を入れて作品を焼成するそうです。
この日は窯に火が入っていないので、一般の人も自由に見学ができました。窯の入口も覗きましたが、ブロックで焚き口が塞がれていました。窯に火が入っているときの迫力はきっとすごいのでしょうね。
まらなた陶器専門店
「読谷山焼共同窯」を出て、引き返すかたちで少し歩くと、さきほどの「金城次郎・俊男・吉彦陶器所」の向かいのお店の前に、テーブルが幾つか出ていて、やちむんがたくさん並べられていました。魅力的なうつわも色々あったので、お店の中に入ってやちむんを見せてもらいました。種類も豊富でお値段も手頃なオススメのお店です。

楓千夢 Fu-sen mu
「まらなた陶器専門店」の斜め向かいには、周囲の素朴な雰囲気のお店とはちょっと違って洗練された店構えの「楓千夢」さんがありました。気になって中を覗いてみると、やちむん作家の素敵な作品が並んでいました。お値段は少し高めですが、ワンランク上の作家ものの作品に出会えます。お店の方は、質問にも丁寧に答えて頂いて、楽しい時間を過ごすことができました。

金城敏男窯 広工房
「楓千夢」のすぐ隣には、「金城敏男窯 広工房」さん。ちょっと覗いてみると、店主の方の目の前のテーブルに、でっぷりと太った猫ちゃんが悠然と寝そべっていました。とても気さくな方で、猫ちゃんのことを楽しそうに教えてくれました。話に夢中になって、写真を撮ったり作品を拝見したりすることも忘れてしまいました。とても楽しいお店です。商売っ気がないのも沖縄らしさなのかもしれません(笑)

それから駐車場に戻って、次の目的地に向けて出発しました。
ファニチャーストリート
国道58号を走って宜野湾市に入ると、通りの両サイドにはアンティーク家具や雑貨、ヴィンテージ古着のショップなどが並んでいて「ファニチャーストリート」と呼ばれています。今回は、アンティーク雑貨を扱っているお店に行ってみました。
CHICAGO ANTIQUES on ROUTE 58
今回のもう一つの目的地は、那覇に向かう国道58号線の途中にあるアンティークショップ「CHICAGO ANTIQUES on ROUTE 58」です。沖縄は米軍基地があるので、アメリカのアンティークやヴィンテージが色々あるのではないかと思って行ってみました。
場所は「普天間飛行場」の隣のエリアなのですが、この辺りにはアンティークショップが複数あって、他にも面白そうなお店がありました。

古い車のヘッドライト周りがお店のファサードに取り付けられて、店構えは楽しい演出がされていました。入口周辺の演出もいかにもアメリカンな雰囲気です。



店内は、アメリカのアンティークやヴィンテージ雑貨が満載。何でもアリという感じでした。ファイヤーキングなどのうつわ、グラスなどの食器、人形、カメラ、古道具、ジュークボックス、照明器具、小物類、レトロなおもちゃ、家具、古着、スーツケースなどなど。品揃えの豊富さに圧倒されます。買い物をするというより、店内を徘徊して「懐かしいね~」などと盛り上がるのが楽しいですね。



ホームページのHISTORYにお店の歴史について、詳しく説明がありました。オーナーは1982年にシカゴに移住して、それ以来、シカゴで仕入れたアイテムを沖縄のショップで販売しているそうです。オーナーが楽しく選んだ興奮が伝わってくる、そんなお店です。今までいろいろなショップを展開してきたようですが、「CHICAGO ANTIQUES on ROUTE 58」は2013年にオープンしたようです。
沖縄に来たのでアメリカのアンティークを探したいという方には、オススメのお店です。
まとめ
沖縄は遠くてなかなか行く機会が多くないので毎回手探りですが、少しずつ沖縄のディープな部分が発見できて、とても楽しい旅でした。
那覇市内の壺屋やちむん通り周辺、読谷村やちむんの里は、沖縄のやきものを知るには最高の場所なので、今回じっくりと巡ることができて有意義でした。素敵な人とうつわに出会えました。ちょっと残念だったのは、滞在期間中に訪れようと思っていたガラス工房がお休みだったこと。次回はしっかり下調べをしてガラス工房もいろいろ巡りたいと思います。
今回出会ったうつわは、これからショップの方でご紹介する予定です。ぜひご覧ください。
よろしくお願いいたします。
それではまた。。。