【日本の陶磁器を訪ねて】クラフトフェアまつもと 2024 その4「クラフトフェア後半」
「手仕事の森」の周辺 エリア 6, 7, 8 「南の森食堂」
「手仕事の森」周辺エリアのテントを見ていきます。
印象的なガラス作品を並べている作家さんがいました。緑や茶色、透明の美しいガラスが木製の展示テーブルにたくさん並んでいます。太陽光が燦々とあたっているので、キルティングのようなガラスの微妙な形状によって、美しい光の模様がテーブルに映り込んでいます。本当に美しくて何枚も写真を撮ってしましました。
隣には、透明ガラスの中に青く複雑な模様が入っている作品が並んでいました。この青がとても美しい色で、滲んだように青のグラデーションが広がっている模様が印象的でした。ワイングラスや片口、一輪挿しなどがありました。
芝生のオープンスペースに大きな木製の昆虫が展示されていました。子供達が楽しそうに遊んでいました。子供を惹きつける魅力があるようです。昆虫モチーフということもあると思いますが、親しみやすい木で作られていることも大きな理由なのだと思います。
この作家さんはとてもユニークな作品でした。木片などに彫刻された貝殻を象嵌して、イコンのような意味を持たせていました。机の上に置いたり、壁に取り付けたりして楽しめる面白い作品だと思いました。
こちらは、金工の作家さんですが、軽やかな雲を模って動きのあるモビールや、重量感を感じさせない真鍮のスタンド、ネックレスなど魅力的な作品が多かったです。少し話をさせて頂きましたが、とても楽しそうに作品の説明をして下さったのが印象的でした。
こちらのガラス作品は、とてもシンプルで美しい吹きガラスのフォルムが素晴らしかったです。こういうシンプルで美しいフォルムは作るのが大変だと思います。色が3種類ありましたが、それぞれ色を出す技法が違うそうです。物静かで穏やかな素敵な方でした。
お昼の時間をだいぶ回っていたのですが、お腹が空いてしまって、お昼が食べられるテントを探しました。「南の森食堂」にお店が集まっているのですが、ほとんどのお店のランチは売り切れとなってしまっていて、ようやくカップケーキとアイスコーヒーとミルクティーを確保できました。完全に出遅れましたよ〜 こういう人が大勢いるイベントは、早めに食べ物を確保することが必要ですね(^^)
それでもテーブルと椅子があったので、座って軽く休憩ができて一息つけました。
エリア 4, 5, 1
今回は、広く様々なカテゴリの作品がありました。その中で、人気が高かったのが、彫金やアクセサリーの作品です。こちらの作家さんは、動物をモチーフにしたブローチやペンダントなどを展示していました。
珍しいものとして、刃物の出展もありました。様々な用途の鉋、革包丁などを展示していました。実際に使い心地を試させてくれるので、刃物の良さが感じられました。お話を聞くと、刃の研ぎ方がとても重要らしく、きちんと研いである刃物は頻繁に研ぐ必要がないとか。。。それには驚きました。切れ味がいい革包丁があったのですが、買えばよかったな。。。
レザー作家さんのテント前に、大きなバレーボールのようなものがありました。用途をお尋ねすると、この巨大バレーボールはバランスボールだとのこと。意表を突かれました(^^)
木製のランプシェードの作品。照明器具自体もランプも、センスが感じられる作品でした。ランプシェードの形と大きさは、もともとの木の材料次第ということで、自分のイメージに合うものを選んでもらえればとのことでした。乾燥すると形が変形したり割れが入ったりするので、形が安定してから割れ止めの金具をつけたりするそうです。その金具もいいアクセントになっていると感じました。寝室用にほしいなと思いました。
高知のレザー作家の作品。思った以上に軽いのと、柔らかいフォルムがとても印象的。エイジングするといい味が出そうです。
サボテンが沢山ある~と思ったら、「植物なオブジェ」というテーマの作品で、全てオブジェでした。とてもよく出来ていて、見ていて楽しくなります。女性がたくさん集まってきていて、大人気のテントでした。絵皿もありましたが、全て植物が描かれていて、植物コンセプトが徹底されていました。
公園中央を流れる小川沿いのエリアにも良い作品をたくさん作られている作家さんがいらっしゃいました。
動物をモチーフにしたやきものを数多く出展されているテントがありました。動物人気で、女性のお客さんがとても多く、商品がかなり売れてしまっていて商品棚は少々寂しい感じになっていました。
クラフトフェアを見終わって
これで一通り見て回ることができました。お昼も軽めだったこともあり、かなり疲れてきていて、日もだいぶ傾いてきたので、早めの夕食にしようということで、撤収することにしました。夕方の太陽が当たった「重要文化財旧松本高等学校本館」の建物がとても素敵に見えました。
行きに来た道を戻る形で、ホテルの方向に戻ります。行きのときに夕食を食べたいと思ったポルトガル料理の「フェルナンド」は、残念ながら営業していませんでした。
女鳥羽川と並行している個性的な長屋風のお店が軒を並べる商店街「なわて通り」に出ました。飲食店も多いのですが、足腰もかなり疲れがたまり、お腹も空いていたので、営業していそうなパブのようなお店に入りました。
シアトルから移住したアメリカ人と日本人の夫婦がOPENしたカフェ&バーです。
BBQバーガーやベーグルサンド、ビーガンカレーなどがあります。お客さんは外国人の方が多かったです。
ビールとおつまみ程度を頼んで、一息ついたら他のお店に行こうと思っていました。ところが、たまたま隣に座った子連れの浴衣を着た女性と話が盛り上がって、思ったより長居をしてしまいました。
このお店は、Cafe & Barということなのですが、夜はライブハウスになるそうです。そうこうしているうちに、ライブの準備が進んで、ライブが始まってしまいました。
最初は時間が早かったせいか、お客さんが少なかったのですが、次第にお客さんが増えて盛り上がってきました。結局、アーティスト2名のステージが終わるまで楽しんでしまいました。
思いがけずライブも楽しむことができて、良い時間を過ごすことができました。
Storyhouse Cafe & Bar に分かれを告げて、宿泊する「松本ホテル 花月」に戻ります。
次回は、【日本の陶磁器を訪ねて】クラフトフェアまつもと 2024 その5「松本ホテル 花月」で、松本最古のホテルについてリポートします。