【日本の陶磁器を訪ねて】クラフトフェアまつもと 2024 その2「クラフトフェアへ出発!」
東京から松本までのアクセス
「クラフトフェアまつもと」に行くために、東京から松本へのアクセスを検討すると、なかなか悩ましいということが分かりました。
長野県松本市というと、東京からかなり遠いイメージがあったので、飛行機で行った有田陶器市のときのように、最初は飛行機で行けばいいかなと思っていました。
ところが、調べてみると福岡や大阪から松本までの便はあるのですが、羽田空港から松本までの便はないのです。これは意外でした。競合する北陸新幹線で1時間半、JRの在来線を使うと2時間程度なので、勝負にならないのでしょう。
それでは、どんなアクセス方法が一番よいのでしょうか?
さっそく調べてみました。
クラフトフェアまつもと 交通費試算(2024年4月時点)
車
高速代片道 5550円
ガス代片道3850円
片道 9400円
往復 18800円
駐車場代含まず
バス
1人片道 3800円 新宿ー松本
2人片道 7600円
松本市内移動3000円
往復 15200円
合計 18200円
電車
JR1人片道7020円
JR2人片道14040円
往復 28080円
松本市内移動3000円
合計 31080円
マイカーとバスがほぼ同じで、18,000円~19,000円くらい。
電車の場合は、31,000円くらい。
行き帰りの自由度や、購入した作品の運搬を考えると、圧倒的にマイカーに軍配が上がります。いや~、距離にして約220km、順調にいっても3時間以上のロングドライブですね。同じくマイカーで行った益子陶器市が約2時間だったので、ちょっと遠いですね。
週末の渋滞にハマらないことを願うしかありません。
文化の香り漂う街「松本」
いよいよ、2024年5月25日(土)です。
いざ、「松本」に向かいます!
高速道路は順調で、途中、岡谷IC付近など2回ほど軽めの渋滞がありましたが、3時間強で無事に松本に到着しました。松本ICで降りて下道で15分程度走って、本日宿泊するホテル「松本ホテル 花月」に着きました。
ホテル周辺は「上土(あげつち)エリア」と呼ばれ、松本城のお堀を埋め立てて形成された地域です。かつては、映画館や飲食店が立ち並ぶ歓楽街だったそうです。現在は、大正ロマンが残る通りとして知られています。
ホテルの建物はとても風情がありますし、周囲には昔の街並みを思わせる歴史的な建物がいくつも並んでいます。煉瓦タイル貼りの建物には、感じが良いカフェが入っていたり、白く塗られた写真館があったり、クラシックカメラがショーケースに飾られているお店があったりという感じです。まるで映画のセットに紛れ込んでしまったように錯覚するほど。
交差点の横には、「東門の井戸」という銘板が設置された水飲み場がありました。水がきれいで美味しいと言われている松本ならではの風景ですね。ペットボトルで水を汲みに来た人も見かけましたよ。
いざ「あがたの森公園」へ
「クラフトフェアまつもと」の開催時間は、9:00~17:00です。
ホテルに到着した時には11時を回っていました。これは急がないといけません!時間が早かったので、ホテルに荷物を預けて、マップをもらって早速出発しました。
ホテルから会場の「あがたの森公園」までは、徒歩20分。途中の街並みを楽しみながら歩きます。最初に目についたのは、古い郵便ポストです。このタイプは、昭和24(1949)年から使われ始めた鉄製ポストです。75年前。。。今でも現役で使われているのですね。
次に目に入ったのは、松本の中心部を流れる女鳥羽川(めとばがわ)です。
小さな川なのですが、松本市の中心部を流れていて、松本の人に愛されている川のようです。
護岸は美しく石垣で整備されていて、橋も丁寧にデザインされた欄干がついています。川岸は緑豊かで、散策もできるようです。美しい景観が維持されていました。
次に「中町通り」を通り過ぎます。この通りは、女鳥羽川と並行していて、歴史的景観が維持された観光のメインストリートです。交差点の角には、「グレイン・ノート」というオシャレな器のお店がありました。その先は、しばらく住宅街が続くのですが、「フェルナンド」というポルトガル料理とワインのお店があったり、歩いていて飽きません。沿道も美しく整備されています。
もう少し歩くと、松本の目抜き通り「国道63号線」に出ました。左に曲がって、この通りをまっすぐ行くと、クラフトフェア会場の「あがたの森公園」です。その先には、松本市美術館があって、特別展示「草間彌生 魂のおきどころ」が開催されていました。美術館の建物ファサードには、草間彌生らしい水玉パターンが貼られていて、前庭には立体彫刻が展示されていて、さながら草間彌生ワールドの様相を呈していました。今日は時間がなくて、観られないのが残念です。
「あがたの森公園」の少し手前には、「クラフトフェアまつもと」のサテライト会場の「クラフトスクエア」があって、テントが立ち並んで大勢の人で賑わっていました。ここは、帰りに寄ることにして、まずは目の前に見えている本会場「あがたの森公園」に急ぎます。
▶️【日本の陶磁器を訪ねて】クラフトフェアまつもと 2024 その3 につづく・・・