【日本の陶磁器を訪ねて】益子 春の陶器市に行ってきました その2


【日本の陶磁器を訪ねて】益子 春の陶器市に行ってきました その2

ホテルを出発。益子陶器市に向かいます!

「カンデオホテルズ 宇都宮」のダイニング 宇都宮の市街を一望できます

宇都宮の市街地が一望できるホテルのダイニングで朝食を食べました。天気にも恵まれて、気持ちのいい一日になりそうです。陶器市の開催時間は、9:00〜17:00なので、ホテルを8:00過ぎに出ました。高速道路はなく、一般道で40分くらいで陶器市会場周辺に到着しました。

益子陶器市会場の中心部に、「益子焼窯元共販センター」という益子焼の作品を有名作家から日用食器まで品揃えをした販売センターがあります。その販売センターの駐車場が場所も便利で規模も大きいので、ここの駐車場を目指しました。駐車場は何ヶ所かありますが、誘導員に従って駐車したのは「共販センター第3駐車場」でした。

割と陶器市中心エリアに近く、ナイスなロケーションです!ちょうど9時前後に到着しましたが、周辺も含めて駐車場は満車のところが多かったです。車で行く場合は、早めに駐車場に入れた方が良さそうです。

益子陶器市ガイド 2024年4月27日(土)〜5月6日(月•祝)

益子焼窯元共販センター 作品が展示されているテントが見えています

いざ、益子陶器市を巡ります

益子町観光協会HPより 私たちが歩いたルートはこんな感じ

いよいよ、益子陶器市巡りのスタートです。どのような回り方をしようか、いろいろ迷いました。私たちが歩いたルートは、ざっくりいうと… 

[M]よこみち作家テント → 登り窯 → [J]陶芸メッセ・益子 →  [I]かまぐれの丘 → [C]路地裏テント →  [B]TOKO PARK → [E]らくらく市場 → [A]TOKO STREET → [D]PEACE SPACE → [F]じゃりん小径 → [G]陶喜屋広場 → [H]つぼにわ広場 →  [L]場内広場 → [N]夢HIROBA

こんな感じでした。
共販センター前から、反時計回りで歩きました。けっこうな距離でしたよ…

[M]よこみち作家テント 若手作家のエネルギーを感じました

共販センター前のテントの作家さんの作品 小さくて可愛らしいものが多かったです
[M]よこみち作家テント 若手の作家さんが多いエリア

[M]よこみち作家テントエリアは、若手作家中心のエリアのようです。オリジナルの形を追求していたり、釉薬をいろいろ試していたり、独特の色合いを目指していたりと、エネルギーを感じました。作品自体の完成度は、見方によっては改善の余地があるかもしれませんが、チャレンジのエネルギーが作品に移っていて、思わず笑みがこぼれてしまうんです。いくつも衝動買いしてしまいました。今後が楽しみな作家さんが多かったな〜という印象です。

[M]よこみち作家テント いろいろなチャレンジをしている作品が多い印象でした
[M]よこみち作家テント 素敵な掻き落としの作品がありました

[J]陶芸メッセ・益子 エリア 益子陶芸美術館の空間も楽しむ

[J]陶芸メッセ・益子 カジュアルで普段使いの器が並んでいます。うしろにあるのは、益子陶芸美術館の長屋門
旧濱田庄司邸・登り窯 右に登り窯が見えています

さて、歩き初めてからずっと上り坂でしたが、坂の上には開けた場所があり、益子陶芸美術館 陶芸メッセ・益子の施設が点在しています。長屋門は旧濱田庄司邸の前にあり、ゲートの役割を果たしています。濱田庄司は、1920年にイギリスに帰国するバーナード・リーチに同行し、リーチがセント・アイヴスに築窯の手伝いをして、「Leach Pottery(リーチ工房)」設立に大きな役割を果たした日本を代表する陶芸家です。(詳しくは、【書評】『リーチ先生』原田マハ(集英社) をご覧ください)

益子陶芸美術館HPより

益子陶芸美術館 Mashiko Museum of Ceramic Art

益子陶芸美術館は、益子の丘の上にあり、益子を代表する陶芸家や濱田庄司にゆかりのある陶芸家の作品を収集・展示している美術館です。前述のバーナード・リーチに関連する作品の展示もあり、見応えがある施設です。今回は益子陶芸市があるため、見ることはできませんでしたが、改めて訪れたいと思いました。

[J]陶芸メッセ・益子 遺跡広場 天気がよく風が吹き抜けて、とても気持ちいい場所でした
[J]陶芸メッセ・益子 遺跡広場 可愛いブローチがたくさんあって目移りして困りました(^^)
[J]陶芸メッセ・益子 遺跡広場 テントの配置図 お店がたくさんありました

[J]陶芸メッセ・益子エリアの遺跡広場を中心に数多くのテントが並びます。[M]よこみち作家テントエリアの方が仰っていましたが、このエリアにはレベルが高い選び抜かれた作家さん達が集まっているとのことでした。エリアごとに特徴を持たせているんですね。遺跡エリアでは、お客さんが集まっているテントを多く見かけました。しっかりファンが付いているのだと思います。一緒に写真を撮ってほしいとお願いされたり、サインをしてあげている作家さんもいましたよ。陶芸人気もなかなかのものだと思いました(^^)

[C]路地裏テント エリア バラエティ豊かな作品に出会いました

[C]路地裏テント 食事や休憩ができる場所もあります

[C]路地裏テント エリアは、いろいろな作風の作家さんがいて、バラエティに富んだ作品に会えました。ベテランの作家さんも多いようでしたが、みなさん作風が確立していて、独自の世界観があるような感じです。作品の品質も高く、実用性も兼ね備えた魅力があります。

[C]路地裏テント カラフルで元気が出るような絵付けですね〜
道路沿いに咲くマーガレット前の展示スペース
シンプルなホワイトとエッジの滲みが面白い作品
メインストリート「城内坂通り」に出てきました。[C]路地裏テント、[B]TOKO PARK、[A]TOKO STREETのサインが

ここまでが、益子陶芸美術館周辺のエリア。メインストリート「城内坂通り」は益子のメインストリートで、歩いている人の数も俄然増えてきました。少しお腹も空いてきたので、ランチを食べる場所も探しながら歩いていきたいと思います。

▶️【日本の陶磁器を訪ねて】益子 春の陶器市に行ってきました その3 につづく・・・

タイトルとURLをコピーしました