【美味しいもの】松本の人気老舗飴店『山屋御飴所』の板あめ


【美味しいもの】松本の人気老舗飴店『山屋御飴所』の板あめ

『山屋御飴所』とは?どんな飴屋さんなの?

『山屋御飴所』は、長野県松本市にある老舗の飴屋さんです。1672年創業で、350年以上も続く歴史あるお店。私たちが『山屋御飴所』さんを知ったのは、『クラフトフェアまつもと 2024』を見るために松本を訪れたときに、偶然に街の中で素敵なレトロな建物を見つけたからなのです。

初日は、『クラフトフェアまつもと』に出店しているお店をチェックして、2日目にクラフトフェア期間中に出店しているお店が街中にも数多くあると聞いて、街歩きをしていたときでした。(→詳しくは、これから本ブログの別投稿で紹介していきます)

山屋御飴所は、近くを流れる女鳥羽川の近くにあります

お店の場所は、松本城からは徒歩10分ほどの女鳥羽川(めとばがわ)近くのエリア。女鳥羽川は、松本市の中心部を流れる川で、松本の人には馴染み深い川です。ここは、松本市の中でもレトロな街並みでオシャレなお店が多い「六九・今街・西堀界隈」エリア。ぶらぶら散策するだけでも楽しい場所です。

Instagram

山屋御飴所
住所    〒390-0874 長野県松本市大手2-1-5
TEL    0263-32-4848
FAX    0263-32-4846
営業時間 9:30~17:30
定休日  水曜日
E-mail  on808-yoshi@i.softbank.jp
Link   体験予約(2名様から受付)
https://www.instagram.com/yamaya_candy/

松本でも有数の老舗飴屋さんだけあって、ネット上にも紹介をしているサイトがいろいろあります。

SHUN GATE

新まつもと物語

松本には、『松本あめ市』というイベントがあります。最低気温が0℃以下になる1月の松本で開催され、2日間で十数万人の市民が繰り出す大イベントです。戦国時代に上杉謙信が、武田信玄に塩を送り、「敵に塩を送る」という逸話から、「塩市」として始まったそうです。
松本最古の老舗『山屋御飴所』さんも毎年、この『松本あめ市』に参加しています。

松本あめ市 オフィシャルサイト

レトロな店構えが素敵です!

散策していた私たちの目を釘付けにした『山屋御飴所』の店構えはこんな感じです。1933年(昭和8年)に造られたそうなので、築90年ですね。平成28年に、松本市近代遺産に登録されています。松本市のホームページ内の「松本市近代遺産」のページを見ると、かなりの数の建築が登録されていて、歴史的建造物を大切にしている松本市の姿勢が感じられます。

松本市近代遺産

松本市近代遺産 平成28年度 登録

『山屋御飴所』の風格ある店構え

店構えは、左右対称の風格あるデザインです。玄関廻りは門型にスクラッチタイルが貼られ、玄関は木製建具で構成されています。玄関の上に設置されている屋号のサインは、右から左に読む古いスタイルで、レトロな立体文字で可愛いですね〜 スクラッチタイルの門型の上には、左右両側に「かえる像」が設置されていますが、山屋さんが戦時中に軍隊に飴を提供していたことから「無事にかえるように」という願いが込められていたとか。。。

門型の上は少しセットバックして、銅板葺き仕上げは緑青が吹いていて年月の重みを感じます。昭和初期には、このような看板建築と言われる銅板葺き仕上げの建物が多くつくられたようです。まさに時代を感じさせる外装仕上げですね。

玄関廻りは、古い木製建具で風情があります。暖簾の書体が素敵です

玄関廻りの門型には、歴史を感じる照明器具が設置され、木製建具は長年の風雨に耐えた表情をしていて歴史を感じさせます。古い建物でも、後年の改修でアルミサッシなどに交換されている建物も見ますが、やっぱり残念な気持ちになってしまいます。何とかこの木製建具を大切に使って、この風情を守っていってほしいものです。

ショーケースも木製フレームでレトロ。代表的な商品が並びます。受賞の盾も飾られていました

お店前から振り返ると、白い平屋の建物が見えました。『御飴製造所』という文字が見えます。こちらで『山屋御飴所』の飴が製造されています。飴づくり体験のスペースもあるようです。

お店の前から見たところ。道路の対面には『山屋御飴所』の工場があります。人が集まっているのは、『クラフトフェアまつもと』に参加しているお店の休憩スペースです

『山屋御飴所』の人気商品「板あめ」

『山屋御飴所』で私たちが購入したのは、「板あめ」です。何も知らずにお店に入ったのですが、そこにいらっしゃった店のご主人が商品を紹介して下さいました。一番のオススメと言われたのは「板あめ」です。その場で一口試食をさせて頂きました。

ちょっと粉が吹いたようなザラッとした手触りの薄い板状のお菓子です。中には大粒のピーナッツが混ぜ込まれています。この飴は松本特有の「米飴」で、もち米をベースとしていて、素朴で自然な甘さがあります。中に練り込まれたピーナッツがいい仕事をしていて、噛んでいくと食感の変化があってとても楽しいんです!これにはハマってしまいました。

飴は何種類もありましたが、私たちは、「信州りんご 板あめ」「さつま芋 板あめ」「堂々飴」を選びました。どれも美味しくて、病みつきになっています。次回松本を訪れるときは、どっさり買ってくるつもりです(^^)

購入した「板あめ」たち。パッケージも民藝調でいいですね〜
「信州りんご 板あめ」と「さつま芋 板あめ」。甘さは控えめ。どちらも噛みごたえがあって美味しい!

『山屋御飴所』には「板あめ」のほかにも、美味しそうな商品がたくさんあります。『山屋御飴所』さんのホームページでも購入できますし、ネット通販でも入手できます。ぜひ一度お試しください!

以上、『山屋御飴所』の「板あめ」のご紹介でした。これからも、美味しいものに出会ったら、ご紹介していきたいと思います。それでは。。。

▶️2024年のGWに訪れた、有田&波佐見の陶器市のお話はこちら

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