独特の素朴な絵柄が魅力！15世紀に誕生したベトナムの伝統工芸「バッチャン焼き」
ベトナムのハス茶
先週末に会った友人から、ベトナムの美味しいハス茶をもらいました。
ハス茶は、血中のコレステロールを落とす働きがあって、心臓疾患や動脈硬化防止に有効だと言われています。抗酸化作用もあるので、アンチエイジングや免疫力も向上するとか。私も大好きなお茶なので、早速飲みたいと思います！
頂いたお茶は高級ハス茶のブランド「Phuc Long」のものでした。
そんなワケで、今日のテーマはベトナムの伝統工芸「バッチャン焼き」です！
「バッチャン焼き」とは？
ガラスのティーポットでハス茶を淹れたので、食器棚にしまってあった「バッチャン焼き」のティーカップの登場です！以前ベトナムに行ったときに購入したものです。
「バッチャン焼き」は、首都ハノイの近くの「バッチャン陶芸村」で、１５世紀からつくられている陶器で、中国の陶磁器の陶磁器の影響を受けて発展したようです。ぱっと見は、色も日本の陶器に似通っていて、日本人にとっても馴染みがある雰囲気ですよね。
前回ハノイに行ったときは、世界遺産のハロン湾のことで頭がいっぱいで、「バッチャン陶芸村」のことは全くチェックしていませんでした。「バッチャン陶芸村」はハノイから日帰りで行けるようなので、次にハノイに行く機会があれば、ぜひ行ってみたいです。
「バッチャン焼き」は、伝統的な青や赤の花柄で、手書きで絵付けされている素朴なものが多いです。ベトナムに行くと、ベトナム料理店で使われていたり、お土産品としてもよく売られています。
「バッチャン焼き」では、さまざまな器が作られています。ふつうの湯呑みや醤油差し、カップ＆ソーサー、マグカップ、ティーポット、お皿など。絵柄も、ハスの花、トンボ、金魚などいろいろあります。
今日使ったのは、ハスの花とトンボの絵があしらわれたもの。色は渋めのブルーとレッドで、染付けのように少し滲んだ感じが好きです。ソーサーのエッジには椰子の葉が編まれていて、柔らかい雰囲気がとても素敵なんです。こういう縁取りがある「バッチャン焼き」は珍しいかも知れません。お気に入りの器のひとつです。
「バッチャン焼き」には、ヴィンテージものもあるようなので、チャンスがあれば連れて帰りたいですね。柔らかい雰囲気が魅力的なんですよね。
「バッチャン焼き」の作家の話はあまり聞きませんが、日本の陶磁器のように作家さんが活躍して、器の表現の幅が広がるともっと楽しくなると思います。そうなることを期待したいですね。
ベトナムで使われていた「バッチャン焼き」
初めて「バッチャン焼き」に出会ったのは、以前ベトナムのホーチミンに旅行したとき。
ホーチミン市内のベトナム料理店で、お料理が「バッチャン焼き」の陶器で出てきました。器が全てブルーで絵付けされた上品な「バッチャン焼き」で統一されていて、高級感を感じました。
お料理もとても美味しくて、器とのコンビネーションもよく大満足でした。特に、日本ではあまりお目にかかれない蒸した春巻きが絶品！日本に帰ってからも、蒸した春巻きを出してくれるお店に通ったりしました～
「バッチャン焼き」をゲットしました！
この旅行のときに、私たちが「バッチャン焼き」をゲットしたのは、ホーチミン最大のマーケットであり、定番観光スポットでもある「ベンタイン市場」です。約10,000m2もの広さの空間に、約2,000軒ものショップがひしめき合っています。ショップはぎっしりと密集しているのですが、とても天井が高く圧迫感はありません。衣料品やコスメ、靴、食料品、お茶、バッグ、雑貨類、生鮮食料品まであります。
ベトナム料理店で「バッチャン焼き」の器に出会っていたので、ぜひお土産でも買いたいなと思っていて、「ベンタイン市場」でお気に入りの器を探しました。
広い「ベンタイン市場」を彷徨ってゲットしたお土産は、刺繍入りのランチョンマットとバッグ、絵が描かれたお皿、ベトナムコーヒー(CONSOC COFFEE)と専用ドリッパー、そして「バッチャン焼き」のティーセットとさきほどのカップ＆ソーサーなど。今の円安の時代と違って、かなりリーズナブルだった記憶があります。もっと買えば良かったなぁ～(^^)
旅行に行くと、色んなお土産を買ってきますが、器はお料理などに合わせて使いたくなるので、出番が一番多くなりますね。そのほかのお土産は、日本に帰ってくると周囲の環境の中で見ると浮いてみえてしまって、実際に使うことは多くありません。次回ベトナムに行くときは、もっと色んな「バッチャン焼き」の器を手に入れたいと思いま～す
お友達からもらったベトナムのハス茶から、「バッチャン焼き」の話になりました。これからも色々な「やきもの」のお話しができたらと思います。
それでは。。。
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