
目からうろこ!万年筆カートリッジをリサイクルする『画期的なインク充填方法』
万年筆好きの私ですが、万年筆に常について回る悩みが「インクの充填」です。
万年筆は、好きなインクを選んで使えるのが魅力です。本体を洗浄して新しいインクに入れ換えれば、色が違う万年筆に早変わり。当たり前のことですが、インクがなくなったらインクを入れなければなりません。
万年筆をヘビーに使っていれば「インク充填」は頻繁に必要になってきます。
インクの吸入機構
インクの吸入機構は、万年筆によっていくつかの方式があります。
・カートリッジ式:インクカートリッジを首軸に差し込んでインクを供給する方式
・コンバーター式:インクカートリッジの代わりに注射器のようにインクを吸い上げるコンバーターを使ってインクを吸入する方式
・回転吸入式(ピストン式):尻軸を回転させて内蔵されたピストンを動かすことで、インクを吸い上げる方式

普及型の万年筆で主に採用されているのは、シンプルな機構のカートリッジ式です。インクカートリッジを首軸に差し込み、カートリッジからインクが流れて書くことができるようになります。
コンバーター式は、インクカートリッジの代わりにコンバーターで、カートリッジ式と同じように使うことができます。コンバーター式は万年筆に装着した状態で、ボトルインクからインクを吸入して使うことができるし、経済的なボトルインクを使えるので便利です。万年筆自体は、カートリッジとコンバーターの両方が使用できることが多いです。
コンバーター自体はカートリッジと比較すると少し高価ですが、インクが充填されたメーカーから販売されているカートリッジは、消費する本数が少ない場合はコストはそれほどではありませんが、ボトルインクと比べると割高なので、万年筆を使う頻度が高い場合はコストが課題になってきます。
カートリッジの再利用
そうなってくると、インクカートリッジが空になっても、新しいインクカートリッジに交換するのではなく、空のカートリッジを再利用できないかと考えることになります。
私もカートリッジ式の万年筆は、カートリッジを再利用して使っています。
その場合の課題は、どうやって空のカートリッジにインクを補充するかということ。
最初はスポイトで、ボトルインクからインクを吸い上げてカートリッジに充填していました。しかしスポイトは力加減が難しく、力を入れすぎたりすると溢れてしまったり、手を汚してしまったり。。。苦労していました。
そこで、次に考えたのが医療用のシリンジを利用して、ボトルインクからインクをカートリッジに補充する方法。これはけっこう具合が良いのですが、ボトルインクからインクを吸い上げる時に、どうしても両手を使う必要があって吸い込む量のコントロールが難しいという課題がありました。
慣れてくれば大した問題はないので、しばらくはこの方法で万年筆を使っていました。この方法でカートリッジにインクを入れている方も多いと思います。
画期的なツールを発見!
そんなある日、ネットで画期的なツールを発見しました!

本体を握って、端部の赤い部品を押してスプリングを圧縮してインクを吸入します。
「スプリングコンバーター」という万年筆用のインク吸入器です。
シリンジでは両手を使ってインクを吸入する必要があったのですが、スプリングが内蔵されているので、指で圧縮したスプリングを緩めることによって自動的にインクを吸入することができます。つまり片手の操作が可能なのです。



「スプリングコンバーター」は、通常のコンバーターと同様の使い方がもちろんできますが、万年筆側の規格とのマッチングが必要になるので、万能ではありません。私が使っている「スプリングコンバーター」は、PARKERのSonnetという万年筆にはマッチするので、そのままコンバーターとして使えます。ただ、残念ながらそれ以外のメーカーの万年筆には適合しません。
いろいろなメーカーの万年筆を使っているので、コンバーターの代わりに使うのではなく、主に空のカートリッジにボトルインクからインクを補充するのに使っています。
今まで両手でやっていた繊細な作業が、片手で簡単にできるようになって、手の汚れの心配もなくなりました。(しばしばミスってインクで手を汚してますが。。。)

Asvine 万年筆 インクシリンジフィラー スプリングコンバーター
「スプリングコンバーター」は商品によりますが、比較的安価で入手しやすいものです。価格に対するメリットというかコスパはとても高く、おすすめです。
空のカートリッジへの「インク充填」で苦労していた方は、その便利さにきっと目から鱗が落ちるでしょう。ぜひ一度お試しを!
それでは。。。

